どーも、元銀行員のおしのです。(現FPとして独立)

銀行で働いていた時から現在に至るまで、色んなお客さんと関わってきましたが、
住宅ローンを組む時に団信(団体信用生命保険)について気にする人が少ないです!

皆さん住宅ローンを組む上で金利のことはよく考えるんですが、団信については特に気にしない人が多いです。

が!住宅ローンを専門で仕事している身としては、住宅ローンを組む上で金利と肩を並べるくらい大事なポイントだと思うのがこの団信です。
今回は住宅ローンを組む上で団信を気にしない人が多いこの状況に警鐘を鳴らすべく記事を書こうと思いました。

では、早速いきましょう。

そもそも団信とは?

ネコくんネコくん

そもそも団信ってなんやー?

団信っていうのは、団体信用生命保険の略で、
万が一住宅ローンを組んでいる間に本人が死亡または所定の高度障害を負った場合、その時点で残っている住宅ローンは保険会社がすべて、本人の代わりに一括返済してくれる保険」のことです。

ネコくんネコくん

なるほどなー。団信に入ることで万が一の時は、家族に住宅ローンが残らんようになっとんのやな。

そういうことです!
しかもこの団信の保険料は銀行が負担してくれるので、お客さんの手出しはゼロです!

ただし、ほとんどの銀行はこの団信保険料を負担してくれる代わりに、団信の加入が住宅ローンを組む上での条件となっています。
団信は保険なので健康状態の審査(告知)があります。
健康状態によっては団信に加入できない(審査が通らない)ことがあり、この場合住宅ローンを組めないということになります。

そういう方は団信の加入なしで住宅ローンが組める「フラット35」を利用することで、住宅ローンを組むことができます。

フラット35の団信なしプランは、どうしてもの場合じゃない限りオススメしない

先ほど団信の加入なしで「フラット35」は住宅ローンが組めると話しました。
フラット35というのは、金融機関(主に銀行)と住宅金融支援機構(通称:住構)が提携して行っている「35年固定ローン」のことで、どの銀行でも基本的に扱っています。

先ほど、団信の保険料は銀行が負担してくれると話しましたが、このフラット35については例外です。
フラット35で団信に加入する場合は、団信保険料が自己負担になります。
が、団信保険料の自己負担額は大きく、仮に3000万の住宅ローンを組んだとしたら、35年間で大体200万円以上の保険料がかかってきます。

とは言っても住宅ローンを組む上で団信に加入しないというのは、万が一本人に何かあった時に住宅ローンが残ってしまうので、残された家族にとってはかなり大きい負担となってしまいます。
住宅ローンが返せず、家を売却して、それでもローンが残ってしまうことも多いですからね。

そのためフラット35の場合、「団信に加入しなくてもいいよ!」という姿勢を取っているものの、団信に加入せずに住宅ローンを組むというのは、どうしても団信に加入できない場合を除いては、ありえない選択だと思っています。
フラット35を組む場合も、基本的に団信に加入するようにしましょう。
正直フラット35はどうしても普通の銀行のローンが組めない人が組むものだと考えていて、普通の銀行が提供している住宅ローンが組める人はそっちで組むことをオススメします。
団信も無料で入れますしね。

団信は銀行ごとに色んなタイプのものがある

団信は通常の団信の他に、銀行ごとに色んなタイプのものがあります。
例えば死亡・高度障害を負った時に加えて、万が一がんと診断された時も、保険会社が代わりに住宅ローン残高を一括返済してくれる「がん団信」、死亡・高度障害に加え、がん・急性心筋梗塞・脳卒中と診断された時にも一括返済をしてくれる「三大疾病保障付き団信」などがあります。

銀行ごとに保障の手厚さが違うのでしっかりチェックすることが大事!

このように団信は銀行ごとに様々なタイプのものがあり、色んな銀行をチェックすることが大事です。
多くの人は住宅ローンを組む時に通常の団信に加入する人が多いですが、一番のチェックポイントは
「無料でどれだけ手厚い保障の付いた団信に加入できるか」
ということです。

例えば銀行によっては通常の団信だけ無料で、がん団信に入りたいなら金利上乗せしますよ~ってとこもありますし、がん団信までは無料にするけど、三大疾病保障付き団信は金利上乗せしますよ~ってところもあります。
「この保障が無料でどこまで充実しているか」というのがポイントになります。

当然ですが保障内容が手厚いほどいざという時の助けになりやすいです。特に残っている住宅ローンがゼロになるということは何千万円というローンの支払い義務がなくなるという話になりますからね。
ちょっとでも充実した保障のある団信に加入しておくことは大事です。

とりわけ最近は、無料で保障内容を充実させた団信を提供する銀行もチラホラ増えてきていますので、普通に何も考えず銀行で通常の団信に加入するのはもったいなさすぎるって話です。

管理人オススメの銀行

ネコくんネコくん

なるほどなー。ほな、管理人さん的には具体的にはどこの銀行がオススメなん?

そうですね、管理人的には間違いなく
「住信SBI銀行の住宅ローン」がオススメです。

住信SBI銀行はその頭文字からも分かるように、三井住友信託銀行系列の銀行ですね。
正直言って今住宅ローンを組むなら間違いなくココしかないというくらい思ってます。
理由としては

①金利の低さ
②通常の団信に加えて手厚い保障に無料で入れる

この2点です。
まず金利の低さですが、住信SBI銀行は全ての銀行の中でトップクラスに金利が低いです。
私が働いていた銀行の半分くらいの金利の低さです。(笑)

その金利の低さに加えて、手厚い保障が魅力的です。
それは、通常の団信(死亡・高度障害時)に加えて全疾病保障が付いたものになります。
どういうものかというと、精神病を除くすべての病気・ケガで働けない状況になった時、月々の返済を代わりに補償してくれ、働けない状態が1年以上続いた場合、その時点で残っている住宅ローン残高はゼロになるという内容の保障です。

「すべての病気・ケガ」って正直言って凄すぎます。
金利の低さに加えてこの手厚い保障って、普通の銀行じゃ内容的に到底かなわないです。

ネコくんネコくん

住信SBI銀行がスゴイんは分かったけど、なんでここまでお得なんやー?

そうですね。なんでこんなにSBI銀行ってお得なのかというと、
人件費がかかってないからです。
管理人は最近まで銀行で働いていたと話しましたが、普通の銀行ってお客さんを窓口で対応して、時間をかけて住宅ローンの申込を受け付けてーと、かなり人件費がかかってます。
お客さんを窓口で受け付けているとどうしても時間がかかる場合が多いので、残業をたくさんつけることにもなりますしね。

これに対して住信SBI銀行はネット銀行なので、そういった人件費などが通常の銀行に比べて抑えることができます。
そのため、通常の銀行よりその分金利を低くしたり、保障を手厚くしたりすることができるというわけです。

ちなみに余談ですが、銀行の住宅ローン担当者って、もし他の銀行に住宅ローンの借換によって顧客を奪われた時って、支店長から頭おかしくなるくらい怒られるので、借換の相談をされた時はなんとかして食い止めさせようとするんですが、SBI銀行で借り換えると言われた時は正直あきらめるしかない、借換を防げないって感じでした。
それくらいSBI銀行の住宅ローンの強さって頭一つ抜けてます。

さいごに(管理人のひとこと)

以上、団信の重要性について話してきましたが、これから住宅ローンを検討する方は必ず金利だけではなくて、団信含む保証の手厚さをしっかりチェックするようにしましょう。
万が一の時、何千万円と得するかどうか、それだけで大きく変わってきますからね。

ぜひ参考にしてみてください。